tex使いのためのJabRef+クラウド
文献管理、こないだまでmendeleyを使っていたのですが、こないだちょっと見直してJabRef+クラウド(google drive)という組み合わせに変えました。
背景
元々、調べた論文は元々持っているクラウドに保存して複数デバイスから参照出来るようにしたい
と思い、mendeleyをつかって、論文の保存先をGoogleドライブのフォルダにリネームして自動的に突っ込むようにしていたのですが、
この方式だとホストPCで論文を追加したり管理できるものの、別のデバイスではmendeley上では論文の名前などをチェックすることしかできず、何かとしっくり来てませんでした。
JabRefの導入
JabRefとは論文をbibtexのファイルで管理できるフリーソフトです。アドレスは以下。
http://www.jabref.org
ソフト上でbibtexの情報を管理でき、pdfとの紐付けもできてソフト上からpdfを開ける、元となるbibtexファイルをクラウドで共有すれば他のデバイスでも同じように編集できる、と大体ほしいと思っていた機能が揃っていたのでこちらへ鞍替えすることにしました。
使い方
もととなるbibtexのファイルをクラウドへ。
まず追加したい論文をダウンロードしクラウドのフォルダに保存。
新しいエントリーを追加し、bibtex形式のcitationをベタうちするところへ追加したい論文のbibtex情報をコピペ。
ファイルアタッチでpdfを選択。
これで完了です。グループわけもできるので管理もそれなりにしやすいと思います。pdfを放り込むだけよりは手間がかかりますが、google scholar などから拾えるbibtexのcitationは自動抽出より安定してると思うので結果手間も減る気がします。
おわりに
文献管理をちゃんとやっても読まないと意味がない!
MSインターン記 手続き編
今回は1~4週目編と思っていましたが手続き編だけでいいかな、となったので手続き編です。前回はそうですね、Seatac空港の入国審査を無事に抜けたところでしたね。
手続きその他諸々編
朝に空港ついてまず入国前に買ったSIMカードを携帯にぶっさすも前回の記事の通り電波届かず、しばらく格闘してあきらめ、シアトル市内まで伸びる電車に乗り、そこからバスでまずアパートの鍵の受け取り場所へ。緊急手段としてとっておいたローミングも電波がとれず、空港であらかじめ調べておいた情報を頼りに、バスの中では降りる場所に細心の注意を払ってました。鍵の受け取り場所は無人で事前にもらっていたパスで入る方式だったものの、微妙に早く行きすぎてしまったらしく鍵がない状態、ろくに足も無く近場をうろうろ、昼を食べてなかったものの歩きの範囲に食べられる場所もなく「あ~~車社会だ~~」と感じる瞬間でした。しばらく重いスーツケースと一緒に散歩をして戻ると鍵があったので回収、ローミングを回復させてバスを調べてそのままバスでアパートへ。到着当日は夕方着いてそのまま次の日の朝までお休みなさいしました。
一日休日はさんで、インターン初日はバスでMS本社の手続きの場所(building 92)までいって手続き。入国審査の後に確認できるI-94(パスポートの番号とかが書いてある)のプリントアウトが必要だよ!と言われていたものの、プリントできる環境がなかったため、そこは何もせず。もくろみ通りon siteで印刷できたのでよしです。その後は書類見せたり、電子で必要事項を入力したり。そのまま建物を移動してメンターの先生に顔を見せてからオリエンテーション、それが終わり次第環境構築へ・・・
ちなみに仕事環境は、ドリンクがフリーでラインナップがコーラペプシドクペジンジャーエールオレンジアップルクランベリー野菜ミルクコーヒーetcでインターンにも個室が割り当てられていて(現在は諸事情で同じくインターンで来ている方と同室ですが)とても快適です。野菜ジュースが貴重なミネラルの供給源になっています。
あとのめぼしい手続き関係で言えばSSN(Social Security Number)と銀行口座でしょうか。最初、日本で海外でもドルでおろせる口座を作っておいたものの、給与振り込み用の銀行口座はアメリカのものでないとだめだったため、二週目の土曜に近場のBank of Americaまで行って開設してきました。パスポートだけあれば良かったと思います(SSNも特に必要でありませんでした)。その週の内にデビットカードが送られてきて、アメリカにいる間はドルで消費しようと思い、基本的には現在それを使って支払いをしています。
SSNは三週目の木曜にベルビューのオフィスまで行って申請してきました。一応インタビューもありましたが僕みたいな英弱にも聞き取りやすい英語で助かりました(ちなみに希望すれば翻訳もしてもらえるみたいです)。次の週の半ばくらいにはナンバーの書かれたカードが届いたので、それを会社側に伝えてます。給与もとりあえず受け取れています。
手続き編はこんなところでしょうか、次回は1~4週目生活観光+インターン編をお届けします。そのうち。
MSインターン記 準備編
こんにちは
このブログ、だいぶ三日坊主的な感じになってますが、現在Microsoft Researchへのインターンシップに来ており、せっかくの機会なので色々と書き残しておこうと思います。
インターンシップ参加への経緯としては、僕の居る研究室の元大ボスの方が、僕が修士一年の時に退官なされて、MSRAに移り、今年初めにMSRに移って、海外経験かねてインターンシップに行ってくれば?ということでいけることになりました。完全に運とコネクション(とお酒?)の賜だと思っています。
さてさて、期間は12週間で現在1/3が終わって五週目に突入していますが、今回は準備編と言うことで、記憶を頼りに適当に思い出しながら書いていこうかと思います。
準備編
一月中旬、オファーのメールが来る。
二月初め、日程を決めてその他いろいろ書いて送る。VISA申請にかかる期間を考慮して四月の二週目からに決定。
二月中旬くらい、オンラインで卒業証明書や何やらを色々と作成して送る。交通費や住居のオプションを決める。僕の場合は当然交通手段は飛行機、住居は三ヶ月$4,000もらって自分でなんとかするプランと、住む場所を用意してもらうプランがあってレコメンドは後者だったのでそっちを選びました。(ちなみにインターネットで部屋の値段を調べたら月$2,000位、こっち来てみれば家具付きで快適)
三月初め、準備では一番修羅場だった気がします。J1VISAをとるための書類作成や、学振をとっているので海外渡航やインターンシップの届け出の書類の作成などをしてました。J1VISAの申請にはDS-2019とDS-7002と呼ばれる書類が必要になるけど、これらは航空便で家に送ってくれました。そのほかはパスポート、写真(白地背景5x5)、予約票などが確か必要です。オンラインでフォーム申請したら日時を予約し、赤坂のアメリカ大使館に行って簡単な面接を行って完了です。
学振の方は色々書いて郵送してって感じです。もう少し電子ベースにならないかな、、、。様式任意の大学長又は研究科長からの許可証明書、というのが提出書類の中にあり、本部に問い合わせたところ、インターンシップ届け出様式を元にちょっと自分で変えてって感じでした。これで同じような書類を作ってわざわざ工学科長の印までもらっているので、さすがにちょっと茶番感は禁じ得ません・・・
そんなこんなで一週間くらいでVISAつきパスポートがかえってくるので、それをスキャンしてメール送信、その後は特にそれほど手続きもなかった気がします。飛行機のチケットの承認、こちらは最初帰りが一時間トランジットルートでしたが、この間連絡が来て直通の便にしてもらえました。行きは直通です。アパートの場所は一週間くらい前に場所の連絡が来ました。
4月はじめには在学証明書を印刷して学振に送ったくらいです。
入国審査時には特にトラブルも無くパスポートとDS-2019だけ見せればOKでした。DS-2019はパスポート並みに大事な書類ですね。
主な手続き部分はこんな感じですね。持ち物は機内持ち込みほぼ最大サイズのスーツケースと大きめビジネスバッグに、衣類パソコン運動靴(内、外)お土産その他洗面貴重品諸々を突っ込んだ感じです。通信はFreetelのSIMフリー端末にKDDI H2OのSIMカードを用意したところ波長が合わず使えませんでした、、、たまたま会社の同じチームの方の古い端末をいただけたので現在それを使ってます。どうせ大丈夫だろうと思わず、波長はちゃんと確認しましょうー(完全に油断してました)
今度は1~4週目編を書こうかなと思います。本当は一週間ごとに書こうかと思っていましたがそんなマメさもなく一ヶ月たってようやく準備編を書き始めるていたらくでしたw。まあ、八週目くらいまでには、、、たぶん、、、書きます。(この辺は自分で自分が信用できない)
位置ゲームに見る課題と今後の展望
今週はMIRU(画像の認識・理解シンポジウム)@浜松に参加してきました。そのうちちょっとレポートしたいと思います。今回はポケモンGOブームに見る位置ゲームに関して書いてみようかなと思います。ちなみに僕は一度「Resource Game」という位置情報ゲームをやったことがあり、ちょっとやりつつもそれほど続かなかったので、今回もどうせ続かないや、と思いそもそもやるつもりはありませんでした。まあでもちょっとARの感じを見てみようかと思い(正直ARの精度とかは大したことありませんでした。それでも一般レベルでは十分になってしまってる当たり、研究の中で出てくる幾何学的整合性の追究とかは何だったんだ、という話もちらほら)ちょっとだけ確かめてやめました。
やってないだけで、位置ゲーム自体は娯楽の形としてプラスの面もあると思ってます。
ポケモンGOも発想自体は新しくない
そもそもポケモンGOって従来の位置ゲームに、かつて一大ブームを巻き起こし長らく続いてきたポケモンというビッグコンテンツが交わり、AR技術を用いて現実世界でポケモンの世界を体験できる、というような魅力も交わってブームになったものです。GPSなどの位置情報を用いるゲームはそれほど新しいものではありません。一昔前からIngressやステーションメモリーズなどスマホ向けの位置ゲームはリリースされてますし、調べてみたら、ガラケー時代からもあったみたいです。Ingressはそこそこのはやりを見せましたがそれほど問題視されることはなかったように思います(ちょいちょい夜間徘徊で注意されたなんて話は聞きましたが・・・)
ポケモンGOに見る問題点
さてさてポケモンGO、リリースされてからしょっちゅうニュースで目にします。「ポケモンGOしていた女性が痴漢される」みたいなニュースもあり「それポケモンGO関係ないやろ」と突っ込みたくなることもあります(まあ歩きスマホしてて狙われた可能性はありますが・・・)
しかしながら、ポケモンGOの大ブームのなかで検挙される歩きスマホのニュースも目立ちます。ポケモンGOに限らず、そもそも位置ゲームは基本的に地図を見ながら移動するのでどうしても移動中にスマホを確認しないといけなくなります。位置ゲームをやるならスマホ確認の際の安全に気を使わないといけないのですが、そのマイナス側面が今回のブームで浮き彫りになった感じでしょう。
あとは一か所に人が集まってしまうゲームシステム、これはいいのか悪いのかはわかりませんが、ちょっと見直してみる価値はある気もします。
何でもかんでも禁止では何も生まれない
さて、ポケモンGO議論界隈ではきっと何百回も言われていることでしょうが、「危ないから禁止」では何も生まれません。今回MIRUの話の中でも似たようなのがあったのですが、何でもかんでも禁止するような環境下ではイノベーションは生まれないです。間違いなくポケモンGOに限らず位置ゲームと呼ばれるゲームでは歩きスマホは問題視されます。それは避けられないでしょう。ですがそのような問題提起があって、きっと各ゲーム会社はじゃあこういうゲームはどうでしょう?って提案をして、業界を刺激していくものと思います。それを1から禁止してしまうことはナンセンスでしょう。ステーションメモリーズは駅を回るゲームらしいのですが、電車に乗りながらチェックできる、駅以外ではスマホを見る頻度が低くなる、という点では優れたシステムだと思います。(やったことないです、概要すら違ってたらごめんなさい・・・)
今後の展望
ぼくは個人的にはウェアラブルデバイスとしてOptical See-Through(OST) Display(眼鏡型のデバイスで透過ガラスに対して映像を重ねるもの)が一般的になったとき、ポケモンGO(というかそれに限らず位置ゲーム全般)の真価が発揮されるのではないかなと思います。OSTをかけて歩いててふと眼鏡のなかにポケモンが映ってそれを捕まえる、みたいな未来、どう世間に受け入れられるかは知りませんが、楽しみにしたいと思います。(というかCV系だし開発側に回る可能性も0じゃない・・・?)
まあ外野からいろいろ書いちゃいましたが、また今度。Alpha GO, Pokemon GOときて次は何GOが来るんだろう。
GLSL Sandboxを使ってみた
来週から学会で浜松行って中四日でカンボジアまで出張の予定です。それらの準備に加えて授業の課題を片づけてました。なおポケGOはヒトカゲ捕まえてドードー捕まえ損ねて引退しました笑。
GLSL sandboxを使ってみた
さて、今回は課題でGLSL sandboxというものに触ってみたのでそれについて。
何かというとブラウザ上で簡単にピクセルシェーダの実装ができるという面白いサイトです。GPUは並列計算に優れているので、各ピクセルごとの色の演算を並列にやって、高速でディスプレイに描画してやろうということですね。
今回は簡単なレイトレーシングを実装してみました
レイトレーシングとは光(ray)を追跡(Tracing)することですね。今回はカメラから発射された光をトレーシングしています。
カメラから発射された光が何にもぶつからない→黒
カメラから発射された光が球体にぶつかる→球体の色をピクセルの色に。
カメラから発射された光が三角形にぶつかる→光の反射方向を計算→球体にぶつかったら球体色、そうでなければ青。とそんな感じですね。
お手軽に使える面白ツール
しっかり作ろうと思うとある程度数学や光学、CGの知識などが必要かもしれませんが適当に書いても面白いものが作れると思います。僕もそれほどレンダリングに関しては詳しくないですが、簡単に作品を作ることができました。シェーダを勉強したい場合のとっかかりにもいいかと思います。
それではまた今度。
ランニングのススメ
こんにちは、八月の頭に学会、出張と続くのでその準備をしなければならないのですが、授業の課題で終わってしまった一週間です。。。
ランニングのススメ
さて、二回目の記事ですが趣味のランニングについて書こうと思います。皆さんはランニングをしようとして結局続かなかった経験とかありませんか?僕も一度か二度ランニングの習慣をつけようと思ったことがあるのですが、結局その時は続きませんでした。ですが、最近3か月くらいはかなりの頻度で走っていて、ランニング自体は去年の秋くらいからは続いているので「これはもう習慣化したぞ!」ということで書きたいと思います。
なるべくランニングコースまでの移動を短くする
頻度にもよりますが僕の場合はあまり遠くまで移動すると移動時間がしんどいなと思ってしまうタイプなので、普段はもう研究室から出てすぐのキャンパス内を走るようにしています。たまになら気分転換で遠出してもいいかもしれませんが、ある程度コンスタントに走るとなるとスタートまでの移動時間は極力短くしたほうがいいと思います。
ランニングにプラスアルファの楽しみを
さて、新しいコースなら周りの景色を楽しむなどのことはできるかもしれませんが、コンスタントに走るとなると新しいコースを開拓し続けるのも厳しいでしょう。やはり走るのに+@の楽しみがあると続けやすくなると思います。僕の場合は音楽とランニングアプリでしょうか。Nikeのランニングアプリを使っていますが、GPSで距離を計測してくれたりするので面白いです。もちろんランニングを記録できるので後述の成果の確認にもつながります。音楽はまあベタですね笑。最近はGoogle play musicで12~20曲くらいのプレイリストを作って聞きながら走ってます。音楽もアプリも携帯ですが、腕に着けるタイプのポーチを買ってそれに入れてます。
走った成果を感じる
これはどんなことにも共通でしょうが、成果を感じられる瞬間があるとさらに続ける原動力になるでしょう。僕の場合は、一度春先に1回5km位で、週に4,5回走るようにした時があって、2週間位してバドミントンやったら3セット目になっても前よりへばらなくなって、体のキレも自分でわかるくらいに向上してて、「一回2,30分の運動でバドの運動をこれだけキープできるなら得じゃない?」とそう思ってから、やめられなくなりました笑。まあ日々の生活とかでも運動の恩恵を感じられる瞬間があれば大成功だと思います。
さて、今回はランニングの習慣化について書いてみました。ジムよりは圧倒的にお金がかからないのもいいところだと思います。僕は今は大体一回五キロで週3,4回走っています。バドミントンせず雨も降らない日はなるべく走るといったところでしょうか。最近は汗をかいてほっとくと頭皮がかゆくなるのが悩みで、ランニング後のシャワーが欠かせないです。。。
それではまた次回!